6月の実践社長塾は?
インキュベーション神戸ハーバーオフィスの入居者が、毎月一回集まる勉強会「実践社長塾」の様子をお届けします!
ピッチ力が未来を開く
6月のテーマは、「ピッチから学ぶ起業家精神」。
中小企業診断士で、入居起業家支援アドバイザーの塔筋幸造氏が登壇しました。
起業したばかりの企業は、ほとんどの人に知られていません。
そんな中で、自社のビジネスをわずか30秒で端的に伝え、興味を引くスキル——それが「ピッチ力」です。
塔筋氏は、シリコンバレー発祥の「エレベーターピッチ」についても紹介。
これは、エレベーターで一緒になった数十秒間で、自分や自社を簡潔にアピールするというものです。
特に忙しい相手に対しては、わかりやすくシンプルな説明が必要不可欠。
ビジネスの入口を開くには、この短い時間が勝負の分かれ目になるのです。
閉会後には、実際に帰りのエレベーターで「エレベーターピッチ」を試そうとする参加者の姿も見られました。
学びを即実践するその姿勢に、起業家としての熱意と前向きなエネルギーが感じられました。


プレゼンはプレゼント
さらに、「伝説のプレゼン」として知られるスティーブ・ジョブズ氏の映像を参加者全員で視聴しました。
取り上げたのは、2007年に初代iPhoneを発表したプレゼンテーションと、スタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチ。
どちらも、聞き手の心に強く残るストーリー性と訴求力にあふれていました。
ただ製品を紹介するのではなく、テクノロジーに感情をこめて物語を語る。
平易な言葉で、ゆっくり、間を取りながら伝える。
それが、多くの人の心を動かす理由、今もなお語り継がれる理由です。
ここから学ぶのは、「プレゼンはプレゼントである」ということ。
つまり、プレゼンテーションとは単なる説明や発表ではなく、聞き手にとって価値ある“贈り物”を届ける行為なのだと、塔筋氏は語ります。
6月の実践社長塾は、参加者一人ひとりが、プレゼンの重要性とその本質を知り、「自分ならどんな贈り物を届けるか」を考えるきっかけとなりました。
今後のビジネスやコミュニケーションに活かしていきたいと思います。
インキュベーション神戸ハーバーオフィス
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