間もなくオープン!
湊川インキュベーション施設を訪ねて
神戸電鉄 湊川駅・神戸市営地下鉄 湊川公園駅を出てすぐにある、湊川パークタウンの2階に新たな挑戦の場が誕生します。
その名も「湊川インキュベーション」。2025年11月のオープンを控え、ひと足先に視察してきました!
湊川インキュベーションは、インキュベーション施設(起業家支援施設)として、これから創業を目指す方や創業間もない方を対象とし、「空間(安価なオフィス)」と「学び・情報(無料の専門家相談や勉強会)」を提供し、起業から企業への成長を後押しする場です。
この度、神戸ハーバーオフィスに続く第2弾として、湊川に新たなインキュベーション施設がオープンします。
未来へのワクワクが広がる空間
工事は、ほぼ完了。
扉や持ち手、壁の素材に至るまで、細部にまでこだわりが感じられる空間は、まるでおしゃれなカフェのようです。
「ここで仕事をしたら、きっとクリエイティブな発想が生まれる」そんな予感がしました。
地域とつながる“開かれた場”を目指して
施設に入ってまず目に入るのが、オープンな打合せスペース。
入居者同士の交流はもちろん、地域の方とも気軽につながれるようにと設計されたこの空間には、財団インキュベーション担当者の想いが込められています。
そして、神戸ハーバーオフィスのスモールオフィスでは天井と壁の間に隙間があり“半個室”だったのが、湊川では“完全個室”に。消防法の制約から厳しいとの見解もあったのですが、設計の工夫で実現しました。
またオフィスが防音機能も備えた個室だからこそ、打合せスペースではオープンなコミュニケーションがとれるように出来ています。
「神戸ハーバーオフィスでは叶わなかったことを、湊川で形にした」と担当者が語るだけあり、妥協のない設計が随所に見られました。




設計・施工にも“神戸らしさ”を
この施設の設計・施工は、公募による委託契約候補者の選定を経て決定されたものです。
偶然にも、財団の支援を過去に受けた神戸市内のリノベーション企業が担当することになりました。
財団の取り組みや想いを理解している企業だからこそ、施設の目的に寄り添った提案ができたのだと思います。
使用された壁材や素材も、兵庫県産のものを中心にしており、地域へのこだわりが随所に感じられます。またデザインでも、ポートタワーや川をイメージしたものが施されています。
最後に
担当者は「湊川インキュベーションの本当の挑戦は、これから」と語ります。
この施設は、これから起業を目指す方や起業間もない方の“挑戦の場”。
この場所からうまれる入居者の成長、そして神戸の未来を、多くの方に応援していただけたら嬉しく思います。
