“ぴよぴよ隊”が届ける、笑顔と安心
シニアが活躍する「神戸市シルバー人材センター出張託児サービス」
とある一室から、子どもたちの笑い声に混じって、シニアのやさしい声が聞こえてきます。
ここは、イベントに合わせて設けられた「神戸市シルバー人材センター出張託児サービス」の現場。
あたたかな空気に包まれたこの空間で、どんな関わりが生まれているのか――その様子をご紹介します!

神戸市シルバー人材センター出張託児サービス
研修やセミナーなど「子ども連れでは参加しにくい」場面で、主催者のご依頼に合わせて、臨時の託児室を設けるサービス。手頃な料金で利用できるのが特徴です。

託児室の準備は主催者が行い、子育て経験や保育資格を持つ神戸市シルバー人材センターの会員“ぴよぴよ隊”が現場に出向き、1歳から未就学児までの子どもを安全にお預かりします。
https://www.kobe-sjc.or.jp/piyopiyo/
やさしい託児室に変わるまで
この日は、とある学校の研修と同窓会を兼ねた集まりが行われていました。
案内されたのは、集まりのすぐ隣にある普段は机が並ぶ一室。机は端に寄せられ、中央には子どもたちが安全に遊べるよう大きなマットが敷かれていました。
ぴよぴよ隊の皆さんは名簿を確認し、アレルギーや特記事項を丁寧にチェック。エプロン姿で、すでに準備は万端です。
「帰りたい!」から始まった時間
最初に部屋へ入ってきたのは、お父さんと一緒に来た3歳の男の子でした。ぴよぴよ隊が笑顔で迎えると、少し緊張した様子ながらも落ち着いているように見えました。ところが、お父さんが部屋を離れようとしたその瞬間、表情が一変。大きな泣き声が響き、出口へ向かって駆けだしてしまいました。
初めての場所で一人になる不安は大きかったのでしょう。
思わずこちらもハラハラしてしまうほどでした。
それでもぴよぴよ隊は諦めません。
名前を呼びながらそばに付き、気持ちが落ち着くのを根気よく待ちました。すると男の子は大好きな鉄道のおもちゃで少しずつ遊びだしました。
泣き顔は笑顔に変わり、ぴよぴよ隊との自然なやり取りに。
ほっとする瞬間でした。

その後、次々と子どもたちが入室。
抱っこしてもらったり、一緒に遊んだりと、託児室はあっという間にあたたかな空間に包まれていきました。
遊びの合間には、おむつ交換の時間などをメモし、他のぴよぴよ隊への引き継ぎや、後で親御さんに様子を伝えられるよう工夫していました。
こうした細やかな配慮が、とても印象的でした。
ぴよぴよ隊が大切にしていること
一番大切にしているのは、何よりも子どもたちの安全だといいます。
託児室は毎回違う場所に臨時で設けられるため、活動前には机の角や周囲に危険がないかを入念にチェックしてから臨むそうです。
活動の中で特に大変なのは、来てすぐの「初めまして」の状態で親御さんと離れる瞬間だそうです。それでも帰る頃にはに子どもが笑顔になっていると本当にうれしいと話してくれました。
中には「こちらが遊ばせてもらっているように感じます。」と語るぴよぴよ隊員もおり、子どもや親御さんはもちろん、ぴよぴよ隊にとってもこの活動が価値ある時間になっていることが伝わってきました。
安心して集まれる場を、これからも
イベント終了後、迎えに来た親御さんと再会すると、子どもたちは元気に手を振って帰っていきました。
あの大泣きしていた男の子も、最後は笑顔で「バイバイ」。その変化が印象的でした。
ぴよぴよ隊は、イベントのあいだ子どもたちに寄り添いながら、安心して子どもを預けたいと願う参加者や受け入れる主催者のみなさんを支えていました。その支えがあることで、子どもがいる参加者も安心して、学びや交流できる場が成り立っていたことを実感しました。
最後に
安心してその場に参加できる環境づくり。
その最初の一歩を、現場でしっかり支えているのが、ぴよぴよ隊の出張託児サービスです。
神戸市内でセミナーやイベントを企画したいけれど
「託児がなくて参加者が減ってしまう……。」
「子ども連れでは参加が難しいが、安心して集中してもらいたい。」
そんなときは、神戸市シルバー人材センター出張託児サービス“ぴよぴよ隊”をご活用ください!
