業務の見える化とシステム整理で業務体制を刷新~田中務補商店~

こうべ産業・就労支援財団では、中小企業の皆さんが抱える様々な課題解決を支援する「専門家派遣事業」を実施しています。今回は、この事業の経営力向上支援を活用して「社内業務の可視化・システム活用による業務効率化」に取り組まれた株式会社田中務補商店の事例をご紹介します。

企業情報

企 業 名:株式会社田中務補商店
     代表取締役 田中 伸明 氏
所 在 地:神戸市長田区苅藻島3-12-24
創  業:1986年11月
事業内容:シャンク(靴用部材)の製造・販売
     ドリームキャンドル(オリジナルパーティグッズ)の製造・販売
ホームページ:https://steelshank.com/

派遣した専門家

大井 健介 氏 専門家情報はこちら

支援のきっかけ

同社では、製造現場が持つ高い技術やノウハウが「熟練の経験」として蓄積されており、これらを次世代へ確実に継承するための「標準化(見える化)」が求められていました。

また、在庫・販売管理、請求書発行などの事務業務を複数の仕組みで運用しており、職員の業務負担も増えていたことから、業務の効率化にどのように着手していけばよいのかを悩まれていました。

 そこで、支援開始前に専門家が直接現場を訪問。経営者の想いをどのように現場に活かしていくか、その方向性を事前に共有することで、同社も安心感をもって、専門家派遣事業を進められました。

実施した支援内容

日常業務の中で無理なく、かつ快適に活用できる「現場に即した形」での業務効率化を重視し、専門家の支援がスタートしました。

はじめに各部門へのヒアリングを行い、職員と対話を重ねながら全体の流れを可視化。同社では当たり前になっていて気付きにくいが重要な業務のポイントを外部視点から即座に洗い出し、具体的な改善へとつなげました。

製造部門では、新入社員にもわかりやすいようにという視点で、既存システムを最大限に生かした製造工程の見える化を実施。

管理部門では、利便性を最優先にしながら、複数稼働していた管理システムを統合し、複雑だった管理業務をすっきりスマートに整理しました。

支援を通じて生まれた変化

本支援を通じて、社内業務の整理と可視化が進み、各業務の流れや役割分担が明確になりました。これにより、日々の業務における確認や引継ぎがスムーズになり、組織全体で共通認識をもって業務に取り組める体制が整いました。

短時間の打ち合わせでも専門家が即座に論点を整理するため、社内が混乱することなく、スピーディーに改善が進み、事務担当者の業務負担軽減にもつながっています。

現在は、本事業で得たノウハウを生かし、業務改善を継続的に推進するとともに、業務の整理・効率化によって確保できた時間と労力を新たな取り組みにも向け、靴を起点とした共創コミュニティの形成にも取り組んでいます。
毎月トークイベントを開催し、関係者同士のつながりや新たな価値創出にも力を入れています。

今後も効率的で柔軟な組織運営を基盤に、さらなる事業成長と社会的価値創出に向けた取り組みが期待されます。

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