宇治抹茶を提供する地元で話題のキッチンカー

茶千望(さちぼう)

屋 号:茶千望(さちぼう)

代表者:布村 千靖 氏

Instagram:茶千望・宇治抹茶カフェのキッチンカー(@sachibo_kobe)

事業内容:飲食業・キッチンカー

起業の動機・きっかけ

元々デザインとライターの仕事を手掛けていましたが、食べ歩きが好きで出会った宇治抹茶の美味しさに衝撃を受けました。自身で宇治抹茶専門店を営むことで、風味豊かな宇治抹茶を多くの方々に気軽に楽しんでいただきたいと思ったことがきっかけです。

こんな事業をやっています

お店はテイクアウト専門店です。神戸月見山エリアに位置する妙興寺の門前で宇治抹茶カフェとしてキッチンカーを構えています。お寺のご厚意により、境内の一角で宇治抹茶を飲みながらゆっくりと寛いでいただけます。プレオープン期間には地域の方々とのコミュニケーションが生まれ、近くの教室に習い事に訪れる小学生から近隣にお住まいの年配の方まで、幅広い年齢層の方々が地域での出店を喜んでくれています。

神戸開業支援コンシェルジュを利用して

産振財団に無料の創業相談窓口があることを知ったのは、別機関のセミナー利用がきっかけでした。

経営経験がなく資金調達の利用方法が不明確だったのですが、「神戸開業支援コンシェルジュ」主催の「KOBE大創業者祭2023」セミナーに参加したことが発端で、的確なアドバイスを受けることができました。日本政策金融公庫の書類提出前には、中小企業診断士の先生から指導を仰ぎました。

加えて、「創業基礎セミナー」へ積極的に参加することで経営面での不明な点を解決していきました。

資金計画を組み立てて可視化し、タイミングよくキッチンカーを購入できたことも開業の大きな弾みとなりました。

今後の目標

まずは、キッチンカーでしっかりと根を張って、地元の方々との関わりを深めていきたいと思っています。各地のイベント出店にもチャレンジし、将来的には常設店舗を開店してさらに宇治抹茶の美味しさを広める拠点を作りたいです。近隣の飲食店と、地域を上げて神戸の地域活性化に貢献したいと思っています。

取材を終えて

近隣のSNS発信力の高い飲食店が「茶千望」のオープンを取り上げてくださったことで来店客がぐっと増えたことがあり、口コミとSNSでの宣伝効果を実感されたそうです。
また、商品を準備する間にお客様との会話が弾むことはキッチンカー出店のメリットであり、人と人とのつながりをより密に、会話が広がる空間をこれからもご提供したいとのこと。

「宇治抹茶で身も心も豊かに」をモットーに、お客様一人一人に丁寧にお抹茶を点てる布村代表のチャレンジを、産振財団は引き続き応援します。