産振センターに防災頭巾を被った園児がやってきた。その訳とは?
みなさん、11月5日は何の日かご存知ですか?
正解は…「世界津波の日」です。
「世界津波の日」は、2015年第70回国連総会にて日本をはじめとする142か国の共同提案により、採択・制定されました。
世界中で津波によってもたらされるリスクに関する人々の意識を向上し、津波対策を強化するためです。
では、なぜ11月5日なのか。
それは、1854年11月5日に和歌山県で起きた大津波の際に、村人が自らの収穫した稲むらに火をつけることで早期に警報を発し、避難させたことにより村民の命を救い、被災地のより良い復興に尽力した「稲むらの火」の逸話に由来しているのだそうです。(外務省ホームページ参照)
産振センターでは?
11月5日の「世界津波の日」関連の取り組みとして、11月2日に「兵庫県津波一斉避難訓練」が行われました。
「兵庫県津波一斉避難訓練」は、兵庫県が毎年行っているもので、南海トラフ地震や日本海沿岸地域地震の発生に備え、津波浸水想定区域内にあたる15市3町で一斉に実施。
産振財団内でも無線による地震発生のアナウンスを合図に、職員が机やテーブルの下に潜り、身を守る行動を行いました。
訓練として実際に行動することで、もしもの時に焦らず適切な行動ができるようになるのですね。
また当日は、近隣のこども園から約90名の園児が、緊急避難場所である神戸市産業振興センター(以下、産振センター)まで兵庫県警の警察官とともに歩いて避難。
産振センターは、中小企業や一般の方に会議室やハーバーホールの貸し出し・運営を行っていますが、神戸市中央区の災害時緊急避難場所としての役割もあるんです。
その後は、産振センターのハーバーホールにて兵庫県警の警察官から、地震が起こった際にとるべき行動について話を聞きました。
いつ起こるか分からない自然災害。
もしもの時に備えて緊急避難場所への避難経路や、自宅・職場の安全性について見直してみませんか?
<この記事を書いた人>
さんしん妹 / 総務・広報グループ