親子で挑戦する3か月間がスタート!食のスタートアップ新規出店者をご紹介
飲食店開業を目指す料理人が、自分のお店を持ちたいと思ったときにハードルになることって何でしょう?
費用面だけでも、物件の賃貸料に、内装工事、設備費用もかかります。
産振財団では、飲食店開業を目指す料理人をサポートするため、初期費用・賃貸料を無料で、阪急オアシス神戸三宮店 地下1階キッチン&マーケットの一区画に出店することができる「食のスタートアップ支援事業」を行っています。
2021年より始まった本事業では、フランス料理や、ハンバーガー、薬膳中華粥など数々の飲食店開業を目指す料理人をサポートしてきました。
9月1日より第12期の新規出店者が阪急オアシス神戸三宮店 地下1階キッチン&マーケットに出店していますので、ご紹介します。
12期出店者は「母娘の親子」⁉
第12期の新規出店者は、韓国料理を提供する「チョンチュンシデ」です。
同店は、飲食店の開業を目指し、これまでは神戸市内のシェアキッチンで日替わり営業を行っていましたが、
第11期の出店者からの情報提供を受け、本事業へ応募されました。
店舗で提供する韓国料理は、本場の味そのもの。
韓国へ何度か渡韓経験のある筆者も、味とその知識に驚きました。
それもそのはず、同店の調理担当は、本場韓国および大阪の有名韓国料理店で、韓国の伝統料理と宮廷料理を学び、2017年からはレストラン、居酒屋、ホテルなどへのシェフ派遣のほか、焼肉店、韓国料理店のフードアドバイザーも務める方なんです。
提供する料理は?
阪急オアシス神戸三宮店で提供する料理は、本来の韓国伝統の味を守りつつ日本人にも親しみやすいアレンジを加えたメニューラインナップ。
キンパ彩りプレート(写真左)は、キンパの他に、チャプチェ・チヂミ・ヤンニョムチキン・キムチ・スープがセットになった大満足な一品。
タッカンマリスープセット(写真右)は、淡路島から取り寄せる丸鶏をホロホロになるまで煮込んだ栄養満点のスープ料理です。
韓国のタッカンマリというと、丸鶏が1匹入っていて店員がハサミで切り分けてくれるイメージですが、チョンチュンシデのタッカンマリは、こだわりの国内産丸鶏を使用しているため、煮込む工程でホロホロになってしまうのだそうです。
地下1階キッチン&マーケットの他に、地下2階の総菜売り場ではテイクアウト商品の販売もしています。
ご飯も入った「韓食彩り弁当」のほかに、おかずの1品としてピッタリな「パンチャン3種盛りセット」もご用意しています。
(パンチャンとは、ご飯と一緒に食べる料理のことで、日本で言うおかずに相当します。)
やさしいホッとする味わいの秘密は…
チョンチュンシデの料理は、なるべくシンプルな調味料のみで作ることを意識しているそう。
韓国料理が好きな若い世代の人はもちろん、家で自炊する時間のない忙しい人にもチョンチュンシデの料理を食べて欲しいと店主は語ります。
三宮にお立ち寄りの際は、阪急オアシス神戸三宮店 地下1階キッチン&マーケットまでぜひお越しください!
<この記事を書いたひと>
総務・広報グループ さんしん妹