カッコいいイタリアンが神戸三宮に。アイデア豊富な二人の「Due Pazzi」
阪急神戸三宮駅の東口を出てすぐ、地下に潜るとちょっと特別な場所があるのをご存じですか?

阪急オアシス神戸三宮店の地下1階にある「キッチン&マーケット」の一部で、神戸市とイズミヤ・阪急オアシス(株)が連携し「食のスタートアップ支援事業」を行っています。
この事業は、神戸市内で飲食店の起業を目指す方に「チャレンジの場」を提供する取り組みです。
初期費用や家賃が無料で提供されるため、選考を通過した応募者の中から選ばれた人だけが出店できる、特別な場所となっています。
今回ご紹介するのは、第13期の出店者「Due Pazzi(ドゥエ・パッツィ)」。
「味・アイデア・SNS映え」が高く評価され、出店の機会を得ました。
「Due Pazzi(ドゥエ・パッツィ)」ってどんなお店?

「Due Pazzi」は、イタリアンシェフの山村さんと、お酒のプロである藤田さんが運営するお店です。
山村さんは神戸の調理専門学校を卒業後、大阪の有名ホテルでイタリア料理を学び、本格的な味を提供しています。
一方、藤田さんはお酒のプロとして修業した経験をいかし、見た目にも美しいカクテルを生み出しています。
詳しくはInstagram(@duepazzi0801)をご覧ください。
こだわりの料理とお酒

「Due Pazzi」の看板メニューは、手軽に楽しめる「イタリアンサンド」です。
取材時に提供されていた「ナスのボロネーゼサンド」と「アメリカンサンド」は、食べ進めると味や食感が変化し、工夫が感じられる一品でした。
特に「ナスのボロネーゼサンド」は、ナスのジューシーさとパルメザンチーズの粗い食感が絶妙で、最後の舌に残る生地にまでこだわりが感じられます。
ドリンクセットで、ナスのボロネーゼサンドが1,000円(税込)、アメリカンサンドが1,200円(税込)。
ボリュームがあり、原価ギリギリの努力が伝わってきます。


お酒にも注目です。
リキュールを使ったカクテルは見た目が華やかで、SNS映え抜群。
藤田さんは「普通ではない面白いお酒を」との思いから、ディズニーをイメージした「大人のチョコ・バナナ」や「大人のチョコミント」を創作。
思わず写真に収めたくなるような仕上がりです。


また、最近はテイクアウトにも力を入れているそうです。
地下2階のお惣菜コーナーで販売するからあげには、なんと“当たりくじ”が付いているんです。
当たればドリンクがもらえる特典があり、こうした遊び心が新鮮でした。
温かい人柄が織りなすお店
山村さんと藤田さんは、初対面では少し寡黙な印象を受けるかもしれません。
しかし、話してみると、山村さんの人を大切にする温かさや、藤田さんの気さくな人柄が印象的です。
「一期一会を大切にしたい」と語るお二人。今後はカウンター席を活用し、お客様ともっと気軽に交流できる場にしたいと考えています。
「本格的な料理を気軽に楽しめる場所として、ぜひ一度お越しいただきたい」とおっしゃっていました。
取材を終えて・・・
「Due Pazzi」は、本格的なイタリア料理とユニークなアイデアが融合したお店です。
料理もお酒も美しく、SNS映えするだけでなく、訪れるたびに新しい驚きがあります。
5月末までの期間限定の出店です!
阪急オアシス神戸三宮店 地下1階「キッチン&マーケット」にぜひ足を運んで、その魅力を味わってみてください。