デザインUPプロジェクト キックオフミーティング開催!  ~中小企業とクリエイターの交流の場となりました~  

2025年6月6日金曜日、当財団の支援事業「デザインUPプロジェクト」の紹介と市内中小企業とクリエイターの交流を目的に、アンカー神戸にてキックオフミーティングを開催しました。60名を超えるご参加をいただき、会場は大いに賑わいました。また、今回のイベントでは、会場からのご意見やご質問をリアルタイムで反映するリアルタイムQ&Aツールを活用し、双方向型のコミュニケーションで進行することを試みました。

事業のご紹介

当財団から今年度のデザインUPプロジェクトの概要をご説明の後、市担当者よりKOBE CREATORS NOTE(神戸クリエイターズノート)の取組みをご紹介します。

デザインUPプロジェクトは、市内中小企業等の課題をデザインの力で解決する支援事業です。市内中小企業の相談に応じてクリエイターをマッチングし、派遣するもので、その派遣費用の一部を当財団が負担します。昨年度から開始した事業ですが、今年度は昨年度より内容を拡充して、参加者を随時募集します。
KOBE CREATORS NOTE(以下、「ノート」)は、市が運営を外部に委託して実施するもので、市内で活躍したいクリエイターにご登録いただき、市内外にクリエイターの情報発信を行うほか、依頼に応じてクリエイターを紹介しています。
 今年度のデザインUPプロジェクトでは、課題解決ができるクリエイターを探索する際にノートに登録されたクリエイターからの応募を募るなど、ノート運営事務局との連携を強化しています。

今回のキックオフミーティングに参加された方からは、これらの施策について「興味がある」「活用したい」という声が多く寄せられました。

デザインUPプロジェクトの紹介
KOBE CREATORS NOTEの紹介

このプロジェクト、実際はどんな感じ?~昨年度の参加者に聞く~

事例を通して当プロジェクト活用への理解を深めるため、昨年度のデザインUPプロジェクトから、2組4名の方々にパネラーとしてご登壇いただき、パネルディスカッション形式で事例をご紹介いただきました。

【プロジェクト事例】
・新商品の販売に向けたロゴ・チラシ・パッケージ等の制作(株式会社トキワ×株式会社RIGADEL)
・採用力の強化に向けたHPのリニューアル(株式会社オオナガ×株式会社ミチスジ)

【パネラー】
・株式会社トキワ  ll専務取締役    lll 福井 一仁     氏(中小企業者)
株式会社RIGADEL  代表取締役     藪内 恭亮     氏(クリエイター)
株式会社オオナガ   営業管理課 課長  古川 由美子  氏(中小企業者)
株式会社ミチスジ 代表取締役          中澤 俊介     氏(クリエイター)

【ファシリテーター】田名部 真理 氏

(パネルディスカッションの様子)
(左:株式会社トキワ 福井氏、右:株式会社RIGADEL 藪内氏)
(左:株式会社オオナガ 古川氏、右:株式会社ミチスジ 中澤氏)

当初の課題感や取り組みたかったこと、クリエイターと取組んだ感想、プロジェクトの成果や今後の展望などを中小企業の立場で登壇されたお2人に伺いました。また、クリエイターの立場で登壇されたお2人には、初めてのクライアントとの出会い方、業界の常識や用語の伝え方について、プロジェクトを通じて感じたことなどを伺いました。
 それぞれの視点でプロジェクトの体験談を具体的に語っていただけたことで、会場の皆様からは、共感する声やご質問が多数寄せられ、すべてのご意見にお答えすることができないほど盛り上がりました。
 また、株式会社トキワ福井様のご協力のもと、プロジェクトの成果であるパッケージデザインやチラシ、ロゴなどの実物を会場に展示して、皆様にご覧いただきました。

参加者プレゼンテーション

限られた時間の中で、事業内容や強み、実績などを発表いただきました。プロダクトデザインやイラストの制作で大手企業との取引実績があるベテランの方、今年起業されたばかりの方、建築や空間のデザインをされる方など、得意分野や経歴の異なる様々な方が登壇され、会場からもリアルタイムQAツールに多くの投稿が寄せられました。

株式会社SOTTO 増田 早紀 氏)
株式会社スカイトーン 宇都宮 哲平 氏)
ART COSMIC DESIGN 伊藤 辰徳 氏)
ぽかぽかラボ すなやま すなこ 氏)
株式会社MOONO 坊池 剛 氏)

事前のアンケートでご希望をいただきました中から、抽選で5名の参加者の方にプレゼンテーションをしていただきました。多数のご希望をいただき、ありがとうございました。時間の都合によりプレゼンテーションの抽選に漏れた方を含め、プレゼンテーションを希望された方全員の紹介文を印刷し、参加者全員にお配りさせていただきました。

最後に

すべての発表が終了した後も皆様活発に交流されて、イベントは大盛況のうちに終えることができました。我々には「このような機会をもっと増やしてほしい」という声を頂戴し、リアルに繋がるきっかけづくりが求められていることを改めて実感することとなりました。

(交流の様子)

デザインUPプロジェクト | こうべ産業・就労支援財団

今回ご紹介した「デザインUPプロジェクト」に少しでもご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ:078-360-3203(公益財団法人こうべ産業・就労支援財団 経営支援部)