産業メッセで「神戸発・優れた技術」認定証授与式!
産業の力を全国へ
9月4日(木)・5日(金)に国際展示場で開催された「国際フロンティア産業メッセ2025」の様子をレポートします!
昨年は500以上の団体が出展し、15,000人以上が来場した西日本最大級の産業展示会。今年も同様の盛り上がりを見せました。




「神戸発・優れた技術」認定証授与式
9月4日、会場内の特設ステージでは、国内トップレベルにある優れた技術や製品づくりを行う神戸市内中小企業を認定する「神戸発・優れた技術」の認定証授与式を行いました。
2024年度の新規認定企業は、技術と情熱が光る3社であり、授与式終了後には各社によるピッチも行われました。

下段左から(下里鋼業 株式会社 代表取締役 安田佳弘氏、株式会社 KEiKAコーポレーション 代表取締役 山本景化氏、エクセレント 株式会社 代表取締役社長 小坂泰輔氏)
◆エクセレント 株式会社
「オーダーメイドの自動化・省力化機械の製作」を少人数で作り上げるエンジニア集団!
装置の設計から組立、据付、保守メンテナンスまで、一貫したサービスが評価されました。
仕様書がなくてもヒアリングしワンストップで作る体制が整っています。
◆株式会社 KEiKAコーポレーション
「ひらいてポン」は、飛び出す絵本のように広げるだけで約1分で完成する段ボールベッド!
パーテンション付きで、避難所でのプライバシーも確保できます。
さらに、転倒防止などの安全面にも工夫が施されており、見事認定されました。
◆下里鋼業 株式会社
大型建設機械部品から掌サイズの部品の方向、三次元計測まで、すべて自社内で対応!
「歴史・人材・組織・設備」の4つを武器に、納期とコスト圧縮が叶います。
「大きくなる事より強くなることが課題」と語った社長の言葉には、深い思いが込められていました。
式典では、当財団冨山理事長から、「技術こそが地域経済を支える力です。優れた技術を活用し付加価値の高い製品を世に出してもらいたい。皆さんの会社が発展するとともに神戸経済に貢献してもらえることを願っています」
というエールが送られました。
また、神戸市経済観光局の大畑局長からも「神戸空港の国際チャーター便就航に伴い、今後は海外展開のチャンスが広がります。優れた技術を持つ企業が海外へ進出する際のサポートをしていきたい」と力強い応援のメッセージがありました。


産業界の今、そして未来
会場で何度も耳にしたのが「人手不足」という声でした。
でも、そんな課題に向き合い、知恵と工夫で乗り越えようとしている企業ばかりでした。素晴らしい技術の裏には、エンジニアの知恵と情熱がある。ものづくりの力が、社会課題を解決する可能性を感じました。
最後に
「産業メッセは、自分の知識を広げてくれる場所」と、当財団の担当者の言葉が印象的でした。
名刺交換から始まる出会いが、未来を変えることもあります。
ビジネスのヒントを探している方も、新しいことに出会いたい方も、次回はぜひ足を運んでみてくださいね。

全国レベルの優れた技術を持つ神戸の製造業・情報サービス業を認定する制度です。
【2025年度 認定企業】募集中!
応募締切:2025年10月31日(金)17時
担当者からのメッセージ
小さな製造業でも、大手にも負けない優れた技術があります。
ただ、規模が小さいことで出来る事も限られていて、なかなか表に出てこないことも。
そんな企業にこそ、この制度を通じてスポットライトを当てたいと思っています。
