今年も、創業者を応援する一大イベント「大創業者祭2025」を神戸市産業振興センターで実施しました。

創業を目指す方や創業５年未満の方を対象に「神戸開業支援コンシェルジュ^※」が開催し、例年大盛況のイベントで、今年は定員100名を超える参加申し込みがあり、関係者を含め104名が参加しました。会場は期待と熱気に包まれ、挑戦する人々のエネルギーがあふれる一日となりました。

※神戸開業支援コンシェルジュ とは・・・神戸市内７つの支援機関がチームとなって、独立・開業に必要な基礎知識や経営者の心得、資金調達方法、販路開拓まで、ワンストップで支援する窓口

この集合写真からも、その雰囲気が伝わります。
ということで、ここからは当日のプログラムを振り返ります。

ミニセミナー・個別相談 — 支援機関による手厚いサポート

支援機関が一堂に会し、支援情報を案内したり、創業者が気になる疑問や不安に寄り添いました。

個別相談ブースでは、ただ質問に答えるだけでなく、相談内容に応じて必要な資料をスタッフが一緒に探す姿が印象的でした。

先輩創業者のパネルディスカッション

今年の登壇者は創業数年内の“今を戦っている”先輩３名。開始直後は緊張も見られましたが、話が進むにつれ、数々の成功事例をはじめそこに至るまでの失敗や葛藤もリアルに語られ、会場は一気に引き込まれました。

登壇者
・ハナサククレープ　店主　副島　亮 氏
・みらいの姿勢整体院　代表　澤野井　健志 氏
・えほんのトコロ　代表　山田　千夏 氏

ファシリテーター
・中小企業診断士事務所「強み」代表　藤原　康平 氏（神戸開業支援コンシェルジュ　コーディネータ）

“LiveQ”^※ でリアルタイムに質問

「物件はどう探した？」「不安の割合は？」など、創業初期の切実な質問が会場の参加者から次々と寄せられ、どの回答にも実践的なヒントが詰まっていました。

※LiveQ とは・・・リアルタイムでアンケート・投票・クイズなどを行うことが出来るWEBサービス

熱気あふれる 参加者プレゼン・交流会

希望者の中から選ばれた３名が、自身の事業を５分で発表。短い時間ながら想いが凝縮され、支援機関からの質問やアドバイスも交わされるなど、“この場で知ってもらえる”貴重な機会となりました。

その後、業種ごとにテーブルを分けて交流会がスタート。初めて会う人同士でも、“創業に関する悩みや経験を語り合える相手”として自然につながりが生まれ、名刺交換や情報交換が次々と始まりました。

交流の中では、イベントを通じて得た気づきを語る参加者も。
「成功者の話を聞いて、自分は“分かったつもり”になっていたと気づいた。“餅は餅屋”という言葉が心に刺さった。」という声があり、学びと気づきがあふれる時間となりました。

まとめ

大創業者祭は、今年も多くの参加者が刺激を受け、つながりをつくり、次の一歩につなげるきっかけとなりました。

「情報交換するだけでなく、人と人のつながりがあることが大切。この場で集まったことは何かのご縁。お互い刺激し合える関係になってほしい。そして、困ったときは支援機関にも相談してください。」と締めくくられ、“創業は一人で頑張るものではない”と感じさせてくれる心強い場となりました。

また、今回の様子はサンテレビ「キャッチプラス」に取材され、当日17時に放送。さらに、ヤフーニュースにも掲載されるなど、メディアからも注目されました。

神戸開業支援コンシェルジュでは、今後もセミナーや相談窓口を随時開いています。
ぜひ積極的に活用してみてください。