マッチング成約 5例目!機械設計の神栄技研
神栄技研株式会社
1.本件概略
(1)譲渡企業名:神栄技研株式会社
代表者:代表取締役 四井 和夫 氏
所在地:神戸市中央区楠町6丁目2番9号
事業内容:機械設計業務
ホームページ:http://www.shin-eigiken.co.jp/index.html
(2)譲受者:株式会社 imagine factory 代表取締役 牟田 茂 氏
神戸市在住
略歴:大学院修了後、大手鉄鋼会社の建設機械事業部門に配属される。
その後ISO認証機関勤務を経て、2021年2月に株式会社 imagine factory を設立した。
(3)譲渡契約締結日:2023年3月27日
2.案件の経緯
・神栄技研株式会社の創業者である四井社長は、会社の将来に頭を悩ませていた際に財団から薦められ、後継者を探すために100年経営支援事業に申し込んだ。
・牟田氏は財団実施のセミナーにおいて100年経営支援事業の存在を知り、後継者候補の登録を行った。その後、財団から配信される譲渡企業の案件の中から機械設計を営む同社の情報を見つけ、学生時代の専門分野及びメーカー勤務時代の経験や知見が活かせると考え、同社とのマッチングを申し出た。
・マッチング後は、図面作成業務の経験を有する点で両者が意気投合し、承継交渉プロセスは順調に進んだ。また、株式買取資金の調達にあたっては、日本政策金融公庫の事業承継・集約・活性化支援事業の融資を活用した。
3.承継後の方針
・四井社長が40年以上社長をされていた後の、牟田新社長へのバトンタッチで、アットホームな雰囲気は残しつつ、新しい経営体制に生まれ変わりつつある。特にコロナ禍を経て営業的アプローチは変化した部分もあったが、リモート会議による営業活動や顧客との技術打合せ等により、新しい可能性も広がりつつある。100年企業にはまだ遠いが、取引先である大手企業に愛される、地域になくてはならない会社であり続けたいということである。