人生の節目に足跡を振り返り、懐かしさとあなたらしさで未来に繋がるアルバムづくりを。

気球のハンモック

企業概要

企業名:気球のハンモック

代表者:小山 祐太 氏

ホームページ:https://ballon-hammock.com/

事業内容:インタビューによる自分史アルバムの制作
・音声でも想いを残せる!自分史アルバム「みゅーく」制作
・披露宴の最後に読み上げる!ギフトアルバム「こーしぇり」制作

起業の動機・きっかけ

 起業前の私は、看護師として精神科とリハビリ科で勤務し、多くのシニアの方と関わりながら人生を前向きに味わう大切さを感じてきました。
 一方、人生100年時代においてセカンドライフや終活に注目が集まる中で、人生の振り返りにはほとんどスポットライトが当たっていないとも感じていました。
 また、核家族化が進み、シニア世代となった親がどのような人生を経て今に辿り着いたのか、子どもたちに継承される場面は減少しています。
 心理学的にみて、シニア世代が深い充実感を得るには、人生を振り返り「自分の人生はこれで良かったのか、次世代に何か繋げることができたのか。」という問いに「YES」と思えることが必要です。
 ならば私が、シニア世代の人生を照らすスポットライトとして、「今より自分が好きになる」きっかけとなり、その先に続く人生を前向きに進むためのガイドブックを作りたいと考え、起業しました。

こんな事業をやっています

 専門的な傾聴技術を用いるインタビューを通じて、自分史アルバムを制作しています。文章を書く必要はありません。お話しするだけでOKです。出来上がったアルバムは、セカンドライフの設計図となり、終活の一歩目となります。
 語って楽しい!読むと力が湧いてくる!誰かに見せるとちょっぴり誇らしい!をテーマに、持続する充実感をアルバムとして形にします。

最近の取り組み

 生涯学習施設への通学、健康の維持増進のためジムへ通うなどの、アクティブなシニアの方々へ向けた自分史アルバムの訴求のほか、サービス付き高齢者住宅などにご訪問し、イベントを実施しています。
 また、ウェディングにおける親御様への贈答品として、新郎新婦様の生い立ちをまとめたアルバム制作なども行なっています。
 今後は、生涯学習施設へ通学中のシニアグループを対象とした、在学中の思い出を振り返り作成するアルバムを準備中です。グループ内の繋がりを意識したインタビューを行います。イベント開催・出店も引き続き行なっていきます。

インキュベーション神戸ハーバーオフィスを選んだ理由

 創業時に活用できるオフィスを探しており、チラシを見て応募しました。神戸開業支援コンシェルジュを活用し、事業計画の作成やチラシ作成等専門家に相談しながら創業準備を行いました。

 入居後は想像していた以上に、入居されているほかの業種の方とつながりができ、同じ志を持った創業者と繋がることができてよかったと感じています。

取材を終えて

 ご自身の人生をアルバムに残すことで、ご自身ももちろんですが、ご家族とも一緒に振り替えることができる。プレゼントとして作成を希望される方も多いとか。

 自分史アルバムで、多くの方が、より充実したセカンドライフを築くことができればと思います。