気持ちの底上げから始まる組織づくり~専門家派遣を活用した人材育成の取り組み~
今回は、2011年2月に神戸市で会社を設立し、「食で笑顔を届ける」をスローガンに多様な食の事業を展開している ハートスフードクリエーツ株式会社様の、専門家派遣事業の活用事例をご紹介します。
企業情報
事業者名 ハートスフードクリエーツ株式会社
代表者名 西脇 章 氏
事業内容 求食(給食)事業、外食事業、スイーツ事業
ホームページ https://heartoss.co.jp/
派遣した専門家
中小企業診断士 稲垣賢一氏 専門家情報はこちら
専門家派遣制度を利用したきっかけ

西脇社長には、主任クラスの従業員に「しっかりと成長してほしい」という強い思いがあり、これまでにも3~4種類の従業員研修を実施してきたそうです。しかし、「どれもしっくりこない」「従業員の反応もいまひとつ」と感じる場面が多く、従業員からの評判もいまいちで、実際に「やってて意味があるのか」という意見をぶつけられたこともあったそうです。
なぜしっくりこないのか?原因を分析してみた結果、
・これまでの研修は「あるべき姿」を重視した型にはめる指導が中心だった
・表現によっては立場の差を感じる場面があった
・自社の現状に合ったアプローチとは言い難かった
といった点が浮かび上がりました。
上記をふまえ、財団の専門家を紹介する際に、「できるだけ若い、もしくは若い人と接することが普段から多く、従業員の気持ちの部分の底上げが出来る専門家」をマッチングし、支援がスタートしました。
専門家による支援内容
2025年9月、11月、2026年1月の計3回、財団から派遣した稲垣様が、主任人材の活性化支援を行いました。当初は主任に1か所に集合してもらい実施する予定でしたが、事業部が分かれており1か所に集合するということが難しい状況でした。そんな状況でも、専門家はWEB参加などで柔軟に対応し、支援を行いました。その柔軟な対応が主任の方々にも好評で、皆さん、今までの研修とは違う!ということ感じ取っていただけたようです。
実際に指導を受けた主任の方から、「先生の進め方が素晴らしかった。」「問題点を課題として整理し、どう考え、どう解決していくかを筋道立てて教えてもらえた。」「これまで業務外の負担が大きかった宿題がなかった。」「2回目・3回目が前回の振り返りから始まった点が良かった。」「受け身の講義や単なる座学ではなく、グループワークで手を動かし、従業員同士で意見交換する形式が今の自分たちに合っていた。」「3回という回数もちょうど良かった。」といった声が寄せられました。


支援後の変化
支援を受けたことで、主任としての自覚がこれまで以上に芽生えたそうです。特に大きかったのは、主任同士の部門を超えた横のつながりが強くなったこと。他にも、
・お互いの思いや立場を理解できた
・「自分ひとりで抱えているのではない」と気づけた
・他部門への理解が深まり、新たな連携のアイデアも生まれつつある
といった変化が生まれています。
社長いわく、「まだ種が出来た段階。これが実っていくには半年~1年以上はかかるとは思うけどね(笑)」とのことでしたが、これまでとは違った確かな手応えを感じたようです。
新たな取り組みのご紹介
今回は、こうべ産業・就労支援財団の専門家派遣を利用して、会社を担う主任人材の成長を促す取り組みを進める様子をご紹介しました。会社として、次々と新しい取り組みをしているハートスフードクリエーツ株式会社。この春、また新たな事業がスタートします。
令和8年3月1日、自社農場がある北淡路に古民家「あわここ結」をオープン。宿泊もできる施設で、
企業研修、食育、収穫体験他、地域活性化のために様々な利用を考えているとのこと。
詳しくはこちらから ⇒あわここ結 | いただきますでほっこりと。
最後に
専門家派遣事業は、自社の課題に合わせた支援を受けたい方に最適な制度です。財団職員が丁寧にヒアリングを行い、適切な専門家を選定して伴走支援します。支援中も職員が立ち会い、円滑な進行をサポートします。
- その場で疑問を解決できる
- 目標と期間を決めて取り組めるため、成果につながりやすい
- 謝金の自己負担額が軽減される
といった点も大きなメリットです。
◆ハートスフードクリエーツ株式会社が利用した支援メニューはこちら ⇒ https://kobe-ipc.or.jp/specialist
