神戸で創業!支援(大学連携)

経営支援部では、創業の機運醸成の取組み、起業・開業の具体的な支援、創業者同士のネットワークづくりの支援など、皆様の創業段階に合わせた様々な取り組みの一環として、市内関係機関と連携した創業支援の取り組みも活発に行っています。今回は、そのなかから、今年度実施した大学連携の様子をご紹介いたします。

大学1回生の皆様と(兵庫県立大学)

2023年7月21日金曜、兵庫県立大学国際商経学部1回生の「データサイエンス入門」の講義のうち2コマ約100人に向けた講義をご依頼いただき、神戸商科キャンパスに伺いました。

講義の冒頭で、当財団の創業支援を中心とする「神戸開業支援コンシェルジュ」の取組についてお話した後、グループワークで「神戸市と他市の開業率の現状」と「神戸市の開業率が政令指定都市1位でない原因」を調査・分析、「神戸市を起業したい街日本一にするための施策」を検討する課題に取り組んでいただきました。

講義に出席された1回生の方々の多くは「起業」を自分事として考えたことがなかったようで、課題に苦戦している様子も見受けられましたが、中には斬新な提案を短時間でまとめられた方もあり、財団職員にとってもよい刺激を受ける機会となりました。

社会人コースの皆様と(甲南大学)

甲南大学が通年実施する社会人向けコース「ソーシャルビジネス・アントレプレナー育成プログラム」で、2日間の講義をご依頼いただき、2024年1月20日土曜と2月24日土曜に甲南大学岡本キャンパスに伺いました。

1日目は、財団職員が、市内創業者の連携支援体制や、個別創業相談、創業基礎セミナーやなどの神戸開業支援コンシェルジュの取組、創業時に入居できる神戸ハーバーオフィスをご紹介し、続いて、財務分野の創業基礎セミナーを担当する税理士の小林コーディネータが特別講義を行いました。創業計画書やインボイスなど具体的な内容が盛りだくさんの講義でしたが、皆様集中して聞き入っておられました。

2日目は連休の中日でしたが、経営分野、人材分野の創業基礎セミナーを担当する司法書士の井上コーディネータと社会保険労務士で中小企業診断士の澤井コーディネータが、それぞれ特別講義を行いました。個人と法人の制度的違いや法人設立手続きのポイント解説、社会保険料の仕組みや具体的な金額計算を交えた必要資金の考え方などをお伝えし、参加された方々は熱心にメモを取られていました。

当財団では、今回特別講義でご提供した内容をさらに拡充した「創業基礎セミナー」を神戸市産業振興センターで毎月開催しており、参加は無料です。これから事業を始められる方は、基本的な知識の補充にぜひご活用ください。

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